LINE公式アカウントを運用していると、友だちが増えるにつれて「今のプランのままで大丈夫か」「来月から配信数が足りなくなるのではないか」と気になる場面が出てきます。LINE公式アカウント料金プランには、月額固定費と配信できる無料メッセージ通数が異なる3つの段階があり、選び方を誤ると配信を止めざるを得なくなったり、逆に必要以上に高いプランを契約してしまったりします。この記事では、LINE公式アカウントの料金プランの内容と、友だち数ではなく配信数から選ぶ考え方、通数が足りなくなったときにプラン変更の前にできる工夫について、CROSS PEAKSのLINE運用支援の実務をもとに解説します。
この記事の要点
- LINE公式アカウントには月額0円のコミュニケーションプラン、5,000円のライトプラン、15,000円のスタンダードプランがあり、無料で配信できる通数が異なります。
- プラン選びの基準は友だち数ではなく「毎月何通配信する予定か」で、通数は配信回数×配信した友だちの数でカウントされます。
- 通数が足りなくなりそうなときは、プラン変更の前にセグメント配信や配信頻度の見直しで抑えられないかを確認するのが現実的です。
LINE公式アカウントの料金プランには何がある?
LINE公式アカウントの料金プランは、2026年9月時点で月額固定費0円の「コミュニケーションプラン」、5,000円の「ライトプラン」、15,000円の「スタンダードプラン」の3つです。プランによって、無料で配信できるメッセージ通数と、上限を超えたときの扱いが異なります。
| プラン名 | 月額固定費(税別) | 無料メッセージ通数 | 上限を超えたとき |
|---|---|---|---|
| コミュニケーションプラン | ¥0 | 200通 | 追加購入不可・配信停止 |
| ライトプラン | ¥5,000 | 5,000通 | 追加購入不可・配信停止 |
| スタンダードプラン | ¥15,000 | 30,000通 | 追加メッセージを購入して配信を継続できる |
スタンダードプランの追加メッセージは配信量に応じた段階制(2026年9月時点)
追加メッセージを購入できるのはスタンダードプランのみです。2026年9月時点の単価は、月間の追加配信量に応じて次のように変わります(執筆時点の情報のため、最新の料金は必ず公式サイトでご確認ください)。
| 月間の追加配信量 | 1通あたりの単価(税別) |
|---|---|
| 〜50,000通 | 約3円 |
| 50,001〜100,000通 | 約2.8円 |
| 100,001〜10,000,000通 | 約2.6円 |
※10,000,000通以上の大量配信については、LINEヤフーへの個別問い合わせが必要です。
月額固定費 ¥15,000(税別)、無料メッセージ 30,000通、追加メッセージ ~¥3/通(税別)
LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントの料金プラン」より
各プランの詳しい内容はLINEヤフー公式サイトの料金プランページでご確認いただけます。
2026年10月1日から追加メッセージの料金体系が変わる
LINEヤフーは2026年2月16日付で、2026年10月1日から追加メッセージの料金を改定すると発表しています。改定後は「20万通までは1通3円、20万通を超えた分は1通2.5円」という2段階のシンプルな体系になります。この記事を執筆している2026年9月時点では改定前の段階制が適用されていますが、今後配信量を増やす予定がある場合は、10月以降の新しい料金体系も踏まえて検討することをおすすめします。
料金プランはどうやって選べばいい?

LINE公式アカウント料金プランは、友だち数の多さではなく「毎月どれくらいメッセージを配信する予定か」という配信数(通数)を基準に選ぶのが適切です。
通数(配信数)はどう数える?
LINEヤフー公式サイトによると、通数は「メッセージを送った回数」×「送った友だちの数」でカウントされます。
「メッセージを送った回数」×「送った友だちの数」を「通数」としてカウントします。また、1回に配信できるのは最大3吹き出しまでとなっています。
LINEヤフー for Business「LINE公式アカウントの料金プラン」より
たとえば、友だちが800人いるアカウントで月2回一斉配信をすると、消費する通数は1,600通です。友だちが3,000人いても月1回しか配信しなければ3,000通で収まります。友だち数だけを見てプランを判断すると、実際の配信頻度とずれてしまうことがあります。
配信ペース別のプランの目安
| 配信ペースの目安 | 想定される月間通数 | 検討したいプラン |
|---|---|---|
| 友だち数百人程度・月1〜2回のお知らせ配信 | 数百通程度 | コミュニケーションプラン |
| 友だち数百〜1,000人台・月2〜4回程度の定期配信 | 数千通程度 | ライトプラン |
| 友だち数千人規模・週1回以上の定期配信やステップ配信 | 数万通以上 | スタンダードプラン |
上記はあくまで目安です。弊社が支援した近代入試対策ゼミ様(教育業)では、広告からLP経由でLINE公式アカウントに登録した見込み客に対し、LINE自動配信でフォローする一気通貫の集客導線を構築しました。このように登録直後に複数回の自動配信(ステップ配信)を組む設計では、友だち数が同じでも通数の消費ペースが一斉配信中心の運用より速くなるため、配信シナリオの設計段階で想定通数を見積もっておくことが重要です。
友だち数が増えて通数が足りなくなったらどうする?

無料通数が足りなくなりそうな場合、すぐに上位プランへの変更を検討する前に、配信の中身を見直すことで通数を抑えられることがあります。
セグメント配信で配信対象を絞る
友だち全員に一斉配信するのではなく、購入履歴や関心のあるカテゴリなどでタグ付けし、必要な相手にだけ届けるセグメント配信に切り替えると、伝える情報の質を落とさずに消費する通数を減らせます。配信文自体を作り込む工夫についてはChatGPTでLINE配信文・メルマガ文をつくるコツでも触れています。
あいさつメッセージ・LINEチャットでの個別対応は通数にカウントされない
LINEヤフー公式サイトの記載によれば、通数のカウント対象は「メッセージ配信」機能によるものが中心で、友だち追加時に自動で届く「あいさつメッセージ」や、LINEチャットでの個別のやり取りは対象に含まれていません。一斉配信の頻度を抑える一方で、あいさつメッセージや個別チャットでの対応を手厚くすることは、月間の配信枠を消費せずに顧客対応の質を上げる方法として使えます。
友だちを増やす施策より、今いる友だちへの配信を見直すほうが着手しやすい
弊社がLINE運用支援を行ってきた中では、友だちを新たに増やす施策よりも、今すでに友だちになっている相手への配信頻度やタイミングを見直すほうが、着手が早く反応も見えやすい傾向があります。配信が長く止まっていた店舗様で配信を再開したところ、その日のうちに具体的な相談が入った実績もあります。友だちを増やす施策は掲示物の準備や外部業者への依頼を伴うため着手までに時間がかかりますが、すでに友だちになっている相手への配信は翌日からでも見直せます。プラン変更を検討する前に、まずは今のプランの中でできる配信の工夫から着手するのが現実的です。友だち追加そのものを増やす施策についてはLINE友だち追加を促す店頭導線のアイデア集で詳しく解説しています。
プラン見直しのタイミングは?チェックリスト
以下のいずれかに当てはまる場合は、プランの見直しを検討するタイミングです。
| No. | チェック項目 | 該当すると起きること |
|---|---|---|
| 1 | 直近3ヶ月連続で無料通数の8割以上を使っている | 近いうちに配信停止または追加購入が必要になる |
| 2 | セグメント配信や配信頻度の調整をしても通数が足りない | 今のプランの中の工夫だけでは対応しきれない状態 |
| 3 | 季節営業や新規出店などで友だち数が今後半年で大きく増える見込みがある | 現状の通数のままでは近い将来不足する可能性が高い |
まとめ:この記事のポイント
- LINE公式アカウント料金プランは月額固定費と無料通数が異なる3段階
- プラン選びは友だち数ではなく「月間の配信数(通数)」を基準に判断する
- プラン変更の前に、セグメント配信や配信頻度の見直しで通数を抑えられないか確認する
料金プランは一度決めたら変えられないものではなく、配信の中身や友だち数の変化にあわせて見直していくものです。まずは現状の配信でどれくらい通数を使っているかを確認するところから始めてみてください。
よくある質問
LINE公式アカウントの料金プランはあとから変更できますか?
A. できます。月の途中でのアップグレードは差額を支払うことで当月から適用され、増えた分の通数も付与されます。ダウングレードは翌月からの適用です。
友だちが少なくても配信数が多いと有料プランが必要になりますか?
A. はい。通数は友だち数そのものではなく「配信回数×配信した友だちの数」で決まるため、友だちが少なくても配信頻度が高ければ無料通数を超えることがあります。
追加メッセージの料金は今後変わりますか?
A. LINEヤフーは2026年10月1日から追加メッセージ料金を改定すると発表しています。改定後は20万通までが1通3円、超過分が1通2.5円になります。最新の料金は公式サイトでご確認ください。
あいさつメッセージやLINEチャットでの返信も通数に含まれますか?
A. 含まれません。LINEヤフー公式サイトの記載によれば、あいさつメッセージやLINEチャットでのやり取りは通数のカウント対象外です。
プラン選びに迷ったらどう相談すればいいですか?
A. 友だち数や配信頻度の希望を整理したうえで、CROSS PEAKSのLINE運用支援にご相談いただければ、配信設計まで含めてプランの目安をご提案します。
LINE公式アカウントの運用、まとめてご相談ください
プラン選びだけでなく、配信シナリオの設計や友だち追加の導線づくりまで、CROSS PEAKSのLINE公式アカウント集客支援でまとめてご相談いただけます。ホームページやMEOと組み合わせた運用についてはホームページ・MEO・LINEを一括で任せるメリットとはもあわせてご覧ください。

