
柴・ブレインパートナーズ
大阪市中央区で中小企業の経営者に伴走する柴・ブレインパートナーズ様の新規ホームページ制作事例。名刺交換や紹介で確認しに来る相手を想定して判断に必要な情報を1ページに収め、あとからページを増やしていける形に組みました。
名刺交換や紹介であらためて確認しに来る相手に、何をどの順番で見せるかを設計する必要があった。
- 紹介・名刺がご相談の入口
- 無形サービスの言語化
- 相談への一歩が重い
判断に必要な情報を1ページに収め、迷いが順に消えて問い合わせに進める構成に整えた。
- 1ページで迷いを順に解消
- あとからページを足せる土台
- 公開直後のため運用実績は今後紹介
名刺交換や紹介で仕事が生まれるビジネスにとって、ホームページは「たまたま検索で見つけてもらう場所」ではありません。一度お会いした人、名前だけ聞いた人が、あとから確かめに来る場所です。今回ご紹介するのは、大阪市中央区で中小企業の経営者に伴走される柴・ブレインパートナーズ様の事例です。経営コンサルタントホームページ制作にあたって考えたのは、あとから確かめに来る方が数分で判断できるように、必要なことを1ページに収めきること。そして、事業の進み方に合わせてあとからページを増やしていける形にしておくことでした。
どんなお悩みをお持ちでしたか?
柴・ブレインパートナーズ様(大阪市中央区南船場)は、代表の和泉英樹様が「ビジョナリストパートナー」として、中小企業の経営者に資金繰り・経営数字・意思決定の面から伴走されています。ご相談の入口になるのは、名刺交換や、すでにつながりのある方からのご紹介です。つまりサイトを訪れるのは、まったくの初見の人ではなく、「一度会った・名前を聞いた相手を、あらためて確かめようとしている人」。この方たちに、何をどの順番で見せるかが最初のテーマでした。
もうひとつのテーマは、無形の支援サービスをどう言語化して伝えるか、でした。和泉様は税務の専門資格もお持ちで、掲載できることは幅広くあります。ただ、書けることを全部書くほど「結局この方は何をしてくれる人なのか」が伝わりにくくなる、という難しさが無形サービスにはあります。何を主軸に据え、何をあえて前に出さないかを決めるところから、ご一緒しました。
そして経営の悩みは、相談すること自体に重さがあります。「こんな話をしていいのか」「相談したら何が始まるのか」が見えないうちは、多くの方は問い合わせのボタンを押しません。誰に相談することになるのか、話すと何が起きるのかを、ページの中でどこまで見せておくか。ここも大きな論点でした。
どのように解決しましたか?
経営コンサルタントホームページ制作で最優先したのは、探させないこと
今回いちばん大事にしたのは、訪問者に情報を探させないことでした。
このサイトを開くのは、検索で偶然たどり着いた人ではありません。名刺をお渡しした相手や、紹介で名前を聞いた方が、会社名で検索してページを開き、数分だけ目を通して「一度話を聞いてみようか」を決めます。その数分のあいだにメニューを行き来させてしまうと、判断より先に離脱が来ます。すでに関心を持ってくれている相手に「探させる」のは、いちばんもったいない設計だと考えました。
1枚ものという形はご契約の時点で決まっていたので、私たちが決めたのは、その中で何をどう組むかです。判断に必要な情報は1ページに収める構成にしました(お知らせの詳細など、読み終えたあとに見る情報だけを別ページに置いています)。訪問者が誰で、どういう状態で来るのかを先に決めたことが、セクションの順番・情報量・お問い合わせボタンの置き場所を決める、共通の判断基準になりました。
言えることを全部載せない、と最初に決めた
掲載できることを全部載せない。この判断を、原稿を書き始める前に決めました。削るのは勇気が要りますが、無形のサービスほど、ここで伝わり方が決まると考えています。
和泉様は税務の専門資格もお持ちで、書けることは幅広くありました。それでも要素を増やすほど「結局この方は何をしてくれる人なのか」がぼやけていきます。そこで、資金繰り・経営数字・意思決定に伴走する、という軸を1本に絞って掲げる方針を、ご相談のうえで決めました。
ファーストビューに大きく置いたのは、「脱!ドンブリ勘定」「脱!キレイゴト」の2語です。続く「お金の不安・社員との距離感・経営課題の重圧」「1人で抱えるの、もう終わりにしませんか」も含め、和泉様からいただいた言葉づかいをそのまま活かしました。私たちが見栄えのために言い換えるより、ご本人の言い方のほうが、お会いしたときの印象と食い違いません。資格名や税務そのものは前面に掲げず、「よくある質問」の中で、対応できる税務の範囲を説明する文脈に置いています。ファーストビュー直下に並べたのも、実務経験10年、対応エリア(大阪市及び近郊)、「お金のブロックパズル」で全員参加型の組織づくり、という支援の中身が分かる3点に留めました。
問い合わせボタンの手前で、迷いを全部つぶしておく
読んでくださった方が動けるところまで面倒を見る。セクションの並びは、この一点で決めました。
経営の相談は、相談すること自体に心理的な重さがあります。「自分が対象なのか」「相談したら何が始まるのか」「いくらかかるのか」が分からないままだと、ボタンは押せません。逆に言えば、この3つを問い合わせの手前で答えきってしまえば、迷いはかなり減らせます。
そこで、悩みの提示から始めて、できることと選ばれる理由を挟み、代表紹介・経営理念・お知らせで人物と考え方を見せる。そのうえで対象の明示、相談の流れ、よくある質問、アクセスと続けて、お問い合わせに渡す並びにしました。対象の明示にあたる「こんな社長様におすすめです」では、何でも一人でこなす社長・孤軍奮闘の2代目社長・成長意欲の高い社長・安定と継続を望む社長と、対象になる方を規模感まで含めて名指ししています。「相談の流れ」ではお問い合わせから初回面談・提案・継続支援までの4段階を示し、初回面談が無料であることを明記しました。「よくある質問」では、料金の目安、成果が見えるまでの期間、大阪近郊以外でも相談できるか、といった最後の引っかかりを先に外しておきました。
制作・施策のこだわりポイント
人の輪郭は、要約したくなるところこそ要約しない
このサイトで、あえて短くまとめなかった場所が2つあります。代表紹介と経営理念です。
人で選ばれる仕事だからです。紹介経由でいらっしゃる方は、サービスの一覧を見に来るのではなく、「聞いていた人物像と合っているか」を確かめに来ます。制作側が読みやすく整えた紹介文よりも、ご本人の言葉のほうが、その確認には役に立ちます。
代表紹介は独立したセクションとして立て、紹介文を4段落そのまま掲載しました。前職で会社のナンバー2として実務を経験してきたこと、数字を専門用語ではなく経営判断に使える道具として扱うこと、既存の顧問の専門家とは別の立場で関わること。読み終えたときに「この人と話すことになるのか」の輪郭が残るようにしています。経営理念も、ビジョン・ミッション・カンパニースピリッツの3つを要約せずに載せました。会社の規模や実績の数ではなく、考え方が合うかどうかで選ばれる仕事だからこそ、ここは削りたくないと考えた部分です。
小さく始めて、あとから広げられる形にした
最初から大きく作らないこと。そして、大きくできる余地は残しておくこと。この2つを両立させることを心がけました。
無形のサービスは、事業の進み方によってサイトに載せたいことが変わっていきます。最初から何十ページも作り込むと、始めるまでが重くなりますし、変わったときに直すのも重くなる。かといって1ページきりで作ってしまうと、あとから増やしたくなったときに作り直しになってしまいます。
1ページから始めることは決まっていました。そのうえで私たちが組んだのは、それを「増やせる土台の上に載っている1ページ」にすることでした。実際、プライバシーポリシーは独立したページとして、お知らせは1件ずつの個別ページとして、すでに本体とは別に動いています。ページを足しても、共通のヘッダー・フッター・見出し・現在地の表示がついた同じ体裁で表示されます。下層のページからトップの各セクションへ戻る導線も用意しています。事業が進んで、サービスごとの説明や事例の紹介を独立したページで見せたくなったときに、いまの1ページを捨てずに足していく——という育て方も可能です。
相談の一歩に、余計な手間と負担を足さない
お問い合わせのまわりでは、相手に余計な手間と心理的な負担をかけないことを心がけました。
電話を主導線にする形も考えられました。ただそれだと、相談したい気持ちはあるけれど今すぐ話すほどではない、という段階の方が黙って離れてしまいます。そういう方こそ、あとから確かめに来るタイプのサイトでは多いはずです。
そこで、ご相談のうえで、フォームからのお問い合わせを基本にする形にしました。フォームはメールアドレスを必須、電話番号を任意とし、書きにくい項目を必須にしないようにしています。業種を書く欄を設け、ご相談内容には「製造業・卸売業・小売業・飲食業など、業種を記載いただけるとより事前検討がスムーズです」という記載例を添えました。ご相談内容の種類も、試算表や決算書の数字の見かた、資金繰り、経営理念や経営計画・目標、幹部・社員との関係、今後の事業展開や後継者引継、その他、の6つから選べる形にしています。悩みをまだ言葉にしきれていない段階でも、選ぶだけで用件が伝わるようにするためです。もちろん、電話で話したい方のために、お問い合わせ枠にも電話番号と受付時間を併記しています。
得られた成果・期待できる未来
ページを開いてから問い合わせまで、迷いが順番に消えていく並びが整いました。名刺をお渡しした相手が会社名で検索してページを開いたとき、何をしてくれる人なのか、誰に相談することになるのか、自分は対象なのか、相談すると何が始まるのか——を順に確認して、そのままフォームまで進める状態です。
公開してからが本番なので、手を入れられる場所も残しました。お知らせのセクションは和泉様ご自身で更新していけます。しばらく何も動いていないように見えるサイトにしないためにも、こうしたサイトでは効いてくる部分です。
もうひとつ心がけたのは、人が読む内容と、機械が読み取る内容を同じにしておくことでした。見せ方を変えて機械にだけ都合よく伝える、ということはしていません。よくある質問や事業所の基本情報など、ページ上に書いてあることをそのまま機械にも読める形で出しています。人に見せる説明と、検索エンジンや生成AIが受け取る情報がズレない状態を作っておくことが狙いです。
同じ考え方を、サイトの外側にも広げました。会社名で検索した人の画面には、ホームページだけでなく、Googleに登録された事業所の情報も並びます。そこで、Googleビジネスプロフィールの初期設定にも対応しました。名称・住所・電話番号・事業の説明といった基本情報は、サイトに書いてある内容と揃えています。人が読む場所と機械が読む場所を揃えるのと、同じ発想です。
いまは1ページですが、この形のまま増やしていける土台があります。事業の進み方に合わせて、必要になったところから足していく。そういう育て方も選べる状態でお渡ししました。
※本サイトは公開直後のため、アクセス数やお問い合わせ件数といった運用面の実績はまだありません。確認できるデータが揃い次第、あらためてご紹介できればと考えています。
同じようなお悩みをお持ちの方へ
このような方は、ぜひ一度ご相談ください。
- 名刺交換や紹介で仕事が生まれるため、あとから確かめに来る相手に向けたホームページを用意したい
- コンサルティングや士業のような無形のサービスを、何屋なのかが伝わる形で言語化したい
- できることを並べるほど焦点がぼやけてしまい、伝える軸をどう1本に絞るか迷っている
- 会社の実績よりも人で選ばれる仕事なので、代表の経歴や考え方まで伝わるサイトにしたい
- 電話はハードルが高い、という段階の相談者をフォームで受け止められる導線にしたい
経営コンサルティングに限らず、無形のサービスを扱う中小企業・個人事業の方のホームページ制作に対応しています。
実際のサイトはこちらからご覧いただけます
shiba-brainpartners.com
