年末年始の休みや、急に決まった臨時休業。お店のドアには張り紙を出したのに、Googleマップの表示は「営業中」のまま——こうした食い違いがあると、休みの日にお客様が足を運んでしまう、といったことが起こりかねません。営業日と営業時間は、お客様が来店や電話の前に確認する基本情報だからです。本記事では、Googleビジネスプロフィール(GBP:Googleマップ上の店舗情報を無料で管理できるツール)を使う大阪エリアの店舗オーナーの方に向けて、Googleマップ臨時休業設定で迷いやすい「特別営業時間」と「臨時休業マーク」の使い分けを、Google公式ヘルプをもとに整理します。
この記事の要点
- 祝休日や年末年始のような数日程度の休みは「特別営業時間」、1週間前後を超える休みや期間未定の休みは「臨時休業マーク」で設定します。
- 年末年始のように事前に分かっている休みは、営業しない日を特別営業時間として前もって入れておくと、営業中のままの表示を防ぎやすくなります。
- 臨時休業マークは再開したら営業中に設定し直し、最後にGoogleマップ上の表示を自分の目で確認するまでが一連の作業です。
休みの種類によって、特別営業時間と臨時休業マークはどう使い分けるのか?
結論から言うと、祝休日や年末年始のような数日程度の休みは「特別営業時間」、1週間前後を超える休みや再開時期が決まっていない休みは「臨時休業マーク」で設定します。
特別営業時間とは、祝日や臨時の変更など、特定の日付だけ通常とは異なる営業時間を設定できる機能のことです。臨時休業マークとは、お店が休業中であることをビジネス情報に示すための設定のことです。Google ビジネス プロフィール ヘルプでは、特別営業時間を一時的な営業時間の変更や短い期間の休業に使い、長い休みや期間未定の休みにはビジネス情報に臨時休業マークを付けるよう案内しています。
Googleマップ臨時休業設定の前に押さえたい、休みの種類の分け方
設定画面を開く前に、今回の休みがどの種類に当たるのかを先に決めておくと迷いません。休みの種類と使う設定の対応は、次の表のとおりです。
| 休みの種類 | 使う設定 | 入れておく時期の目安 |
|---|---|---|
| 祝休日(通常どおり営業する場合も含む) | 特別営業時間(公式が設定を推奨) | 祝休日の前に、事前に |
| 年末年始など、日程が決まっている数日の休み・営業時間を短くする日 | 特別営業時間 | 休みが決まった時点で、余裕をもって |
| 定休日以外の、急な1〜数日の休み | 特別営業時間 | 休むと分かった時点ですぐ |
| 改装・長期休暇・オフシーズンなど、1週間前後を超える休み | 臨時休業マーク | 休みに入る前 |
| 再開時期が決まっていない休み | 臨時休業マーク | 休業が決まった時点ですぐ |
日数の境目は、設定画面とヘルプの最新の案内で確認する
どこからが「長い休み」なのかは、1週間前後が目安です。ただしGoogle公式ヘルプは、ページによって臨時休業にする日数の書き方が「7日間以上」と「8日間以上」に分かれています。そのため、ちょうど7日前後の休みの場合は、設定画面の案内とGoogleの最新のヘルプを確認してから選ぶのが確実です。この記事でも、どちらか一方の日数を正としては扱いません。
年末年始など、事前に分かっている休みはいつ、どう入れておくのか?
年末年始のように日程が決まっている休みは、営業しない日を特別営業時間として事前に入れておくのが基本です。休みが決まったら、店頭の張り紙を出すのと同じタイミングで入力まで済ませておきましょう。
私たちがこれまで支援してきた業種は、飲食・医療・製造・教育・士業など幅広くあります。どの業種でも、営業日と営業時間はお客様が来店や問い合わせの前に確認する情報です。だからこそ、休みの前に一度だけ正しく入れておく価値があります。
入れておく時期の目安
Googleは祝休日について、「祝休日の営業時間をユーザーに知らせるには、事前にこれらの祝日の特別営業時間を設定します」と案内しています。また、通常の営業時間と変わらない祝休日でも、念のため祝休日の営業時間を設定することをおすすめしています。
年末年始が公式の祝休日に当たるかどうかは、今回確認したヘルプのページからは分かりませんでした。そこで、祝休日かどうかにかかわらず、通常と営業日や営業時間が違う日は自分で日付を入れておく、という運用をおすすめします。あわせて、私たちの運用上の考え方ですが、反映に時間がかかる場合があるため、設定は休みの直前ではなく余裕をもって行います。12月の営業カレンダーが固まった時点で入力しておくと、年末の慌ただしい時期に作業を抱えずに済みます。
特別営業時間の入れ方
Google公式ヘルプが案内している流れは、次のとおりです。
- Googleビジネスプロフィールの管理画面で「プロフィールを編集」から「営業時間」を選びます。
- 特別営業時間の編集アイコンを選びます。
- 対象の日付と、その日の営業時間を入力します。営業しない日は、その日を休みとして登録します。
- 保存します。
メニューの名称や画面の見え方は、Googleの更新で変わることがあります。手元の画面と違うときは、画面上の案内を優先してください。
入れ忘れやすい日
- 年内最後の営業日に、営業時間を短くする場合の日
- 休み明け初日の営業開始時間が、通常と違う場合の日
- 連休の途中に、1日だけ営業する日
- 休みの初日から最終日までの、すべての日付(途中の日が抜けていないか)

急に休むことになったときは、どの設定を出せばよいのか?
戻る日が見えている急な休みは特別営業時間、戻る日が決まっていない休みは臨時休業マークが基本です。迷ったときは、休みが1週間前後を超えそうか、再開の見通しが立っているかで判断します。
1〜数日で戻る見込みの休み
体調不良や設備の不具合などで、1〜数日休むことが決まった場合は、前の章と同じ手順で、その日を特別営業時間として入れます。休むと分かったらすぐに入力し、店頭の張り紙や公式サイト・SNSのお知らせと同じ内容にそろえておきましょう。
再開時期が決まっていない休みは臨時休業マーク
Google ビジネス プロフィール ヘルプでは、長期の休業、オフシーズンの休業、無期限の休業には「臨時休業」のオプションを使うよう案内されています。手順は次のとおりです。
- 「プロフィールを編集」から「営業時間」を選びます。
- 「営業時間」セクションで、「営業時間」の横にある編集アイコンを選び、「臨時休業」を選びます。
- 「保存」を選びます。
当初の予定より休みが延びたとき
最初は数日の予定で特別営業時間を入れていても、再開の見通しが立たなくなったり、1週間前後を超えそうになったりしたら、臨時休業マークへの切り替えを検討します。日付を入れ直し続けるより、お客様に休業中であることが伝わる設定に改めるほうが、表示と実態のずれを小さくできます。
営業を再開したとき、「営業中」へ戻し忘れないためにはどうすればよいか?
臨時休業マークを付けた場合は、再開したら営業中に設定し直します。Google ビジネス プロフィール ヘルプによると、ビジネス情報を営業中に再設定すると、Googleマップと検索結果のプロフィールに臨時休業または閉業のマークが表示されなくなります。
再開したときの手順
- 臨時休業マークを付けたときと同じ「営業時間」の画面を開きます。
- 「営業時間」の横にある編集アイコンを選び、「決まった営業時間で営業している」を選びます。
- 画面に保存の操作がある場合は、最後まで完了させます。
- 通常の営業時間が現在の実態と合っているかを確認します。
4つ目の確認は、Googleが、ビジネスを再開したら通常の営業時間を設定するよう案内していることに沿っています。休み明けに営業時間そのものを変える店舗では、特に見落としやすい部分です。
戻し忘れを防ぐ運用のしかた
臨時休業マークは、営業中に設定し直すことで表示されなくなる仕組みです。つまり、再開したら自分で戻す操作が要る、という前提で運用しておくのが安全です。私たちが考える戻し忘れ対策は、次の3点です。
- 再開日が決まったら、その前日のカレンダーへ「GBPを営業中に戻す」と予定を入れておく
- GBPを編集できる人が複数いる場合は、誰が戻すのかをあらかじめ決めておく
- 再開日の朝に、Googleマップ上の表示が営業中になっているかまで確認する

設定したあと、Googleマップ上の表示はどう自分の目で確認すればよいのか?
管理画面で保存できていても、お客様に見える表示まで確認して、はじめて設定は完了です。店名で検索し、お客様と同じ画面を自分の目で見ます。
確認の手順
- スマートフォンでGoogleマップを開き、自店の店名で検索して、プロフィールに表示される営業時間を見ます。
- Google検索でも自店の店名を検索し、同じ内容が表示されているかを見ます。
- 休みの日付が営業日として表示されていないか、臨時休業のときは休業中と分かる表示になっているかを見ます。
- 自分のアカウントとは別の端末(スタッフやご家族のスマートフォンなど)でも見ると、お客様に近い状態で確認できます。
保存した直後に表示が変わっていなくても、すぐに設定の失敗と決めつけないでください。反映に時間がかかる場合があるため、少し時間をおいてから見直します。それでも変わらないときは、Googleビジネスプロフィールの営業時間が変更できないときの原因と対処法で、原因の切り分け方を解説しています。
休み前後の確認チェックリスト
- 休みの初日から最終日まで、日付が漏れなく入っているか
- 営業時間を短くする日、休み明け初日の時間が実態と合っているか
- 長い休みや期間未定の休みで、臨時休業マークを使っているか
- 公式サイト・SNS・店頭の張り紙の休みの日程が、Googleマップの表示と同じか
- 再開日の朝に、営業中の表示へ戻っているか
営業時間や休みの設定を含め、Googleビジネスプロフィールの基本情報をあらためて整えたい場合は、新店舗のMEO初期設定の手順もあわせて確認してみてください。
まとめ:この記事のポイント
- 数日の休みは特別営業時間、長い休み・期間未定の休みは臨時休業マークで設定します
- 年末年始など事前に分かる休みは、余裕をもって日付ごとに入れておきます
- 再開したら営業中へ戻し、Googleマップ上の表示を自分の目で確認します
休みの設定は、入れることと戻すことの両方がそろってはじめて、お客様に正しい情報が届きます。次のお休みが決まったら、まず休みの種類を確かめるところから始めてみてください。
よくある質問
年末年始の休みは、特別営業時間と臨時休業のどちらで設定しますか?
A. 数日程度の休みであれば、営業しない日を特別営業時間として入れます。1週間前後を超える長期の休みや再開時期が未定の休みは、臨時休業マークを使います。ちょうど7日前後の場合は、設定画面の案内とGoogleの最新のヘルプを確認してください。
特別営業時間は、いつまでに設定しておけばよいですか?
A. Googleは、祝休日の営業時間を知らせるには事前に特別営業時間を設定するよう案内しています。反映までの所要時間は、今回確認したヘルプのページには記載がありませんでした。休みの直前ではなく、日程が決まった時点で余裕をもって入力しておくのが安心です。
祝日も通常どおり営業する場合、特別営業時間は設定しなくてもよいですか?
A. Googleは、公的な祝休日については、通常の営業時間と変わらなくても、念のために祝休日の営業時間を設定することをおすすめしています。営業する祝日も入れておくと、お客様に伝わる情報がそろいます。
臨時休業マークを付けたあと、再開したら何をすればよいですか?
A. 営業時間の編集アイコンから「決まった営業時間で営業している」を選び、営業中に設定し直します。Googleの案内によると、営業中に再設定すると、Googleマップと検索結果のプロフィールに臨時休業のマークが表示されなくなります。再開後は、通常の営業時間が合っているかもあわせて確認してください。
臨時休業の設定をすると、Googleマップでの順位は下がりますか?
A. 今回参照したGoogle公式ヘルプのページには、臨時休業の設定が順位に与える影響についての記載はありませんでした。順位が下がったと感じたときは、営業時間以外の要因も含めて原因を切り分ける必要があります。切り分けの考え方は、Googleマップの順位が下がったときに考えられる原因で解説しています。
休みの設定、Googleマップに正しく出ていますか
「休みの種類ごとの設定に自信がない」「複数の担当者で営業時間を管理していて、戻し忘れが心配」という場合は、私たちCROSS PEAKSにご相談ください。大阪エリアでのMEO運用支援の経験をもとに、GBPの設定状況を確認し、正しく情報が届く状態を整えます。サービス内容の詳細はMEO対策サービスのページでご紹介していますので、あわせてご覧ください。

